70 甘い生活

ビデオを受け取ったその日、寝入ったノンタンの目を盗んで、
さっそく自室でビデオを再生する。

ビデオが始まると、そこは二人の寝室だった。
まさにその日、家に行ったときに見せてもらったので、かなり生々しい感覚だった。

相変わらずユウさんもモモも綺麗好きなので、
ホテルに泊まってるくらいに無駄なものがなく綺麗に整理されていた。

「ねえ、なんで撮るの?」
画面の外からモモの声が聞こえてくる。

「たまにはね。」
そう言いながらビデオをモモの方に向けるユウさん。

「長めの出張の時に見て満足しようかなって。」
「一週間くらい我慢できないの?」
「会いたいなぁとか思って写真は見てたんだけどね。」
「へえ…そうなんだ…。ふふ…。」
「俺の自慢のかわいい奥さんだからね。できればずっと見てたいし。」
「もう…。なにそれ。」
モモがまんざらでもなさそうに照れ笑いしていた。

「2、3日はいいけど、さすがに一週間はムラムラするよね。」
「でも我慢したんでしょ?」
「今回はね。でも、次は風俗とか行っちゃうかもなぁ?」
「えーーーー!」
モモが泣きそうな声をだす。

「絶対いや…。風俗行ったら別れる。」
「ほら、ビデオ録るだけで解決するんだよ?簡単でしょ?」
「うん…。撮る…。好きなだけ撮っていいよ…。」

モモのコントロールの仕方を完全にマスターしているユウさん。
さすがに冗談っぽい感じのやり取りではあったものの、
むしろ撮ってくださいみたいな感じにまで持っていくのはさすがだと思った。

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69 ご報告

突然謎の男と遭遇し、勢いでラインを交換してしまったんだけど、
数日経過しても、男からメッセージは届かなかった。
こちらから連絡してみようかなとか悩んでいたんだけど、
そんな中、ノンタンの妊娠が発覚した。

それまで再婚の手続きはのんびりと考えていたんだけど、
妊娠が発覚した以上、先延ばす必要もないので、早々にノンタンと入籍を済ませることに。

ノンタンはずっと子供がほしかったようで、
太郎くんの子供を授かるなんて夢みたいんだと泣いて喜んでくれた。

すぐにこちらと向こうのご両親にも報告しに行ったんだけど、
特に大人しいお父さんが想定外に大喜びしていて。しきりにいつ生まれるのか質問していた。

正直自分だって、ノンタンの子作りにかける想いはひしひしと伝わって来てたし、
地味にプレッシャーに感じていたこともあった。
このまま子供が出来なくても幸せにやっていく自信はあったけど。
でも、ノンタンの念願がようやく叶えられて本当に良かったなと思っていた。

そして、モモとユウさんとは、1年くらいは連絡なしで過ごそうなんて取り決めはしていたものの、
さすがにこれは直接報告しに行った方が良いだろうとノンタンと相談して、
ユウさんとモモに報告をしに行くことになった。

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68 可愛いんだから仕方がない

ユウさんとモモについては、モモが30歳になるまで男女の関係を深化させるみたいなことを言っていた。
そのあとについてははっきりとは聞いてないけど、
そこまでやり切った後は、子作りと子育てに励むつもりなんだと思う。(たぶん)

夫婦の形はどうあってもいいと思うし、モモについてももう無関係の立場なので、
自分からその判断にとやかく言うつもりはなかった。

ユウさんは交換していた時から、第三者に抱かせる案を提示してきていたんだけど、
自分はそこに関しては頑なに拒否してきたし、ユウさんもそこは従ってくれていた。

ただ、正式にモモがユウさんのモノになったことで自分がNGを出す権限がなくなったわけで、
遅かれ早かれ、モモと肉体関係を結ぶ3人目の男が現れるんだろうな…というのはなんとなく覚悟していた。
それは仕方ないとしても、個人的にはモモに乱交はさせてほしくないなとは思っていたけど。

身辺整理をしたときに、住所変更とかもしっかりやったので、
ほとんどユウさん宛の荷物はうちには届かない状態だったんだけど、
とはいえ、まれにユウさん宛に荷物が届いてしまっていた。

たまたま、その中にどうしてもすぐ必要なものがあったらしく、
ノンタンに「すぐ持ってきて!」とお願いの電話があったらしい。

「俺出張だから週末のうちに適当にポストに入れておいて!」と言われたらしいんだけど。
ノンタンは「そっちが取りに来いよなー!もうユウに尽くす義理ないし。」とプンスカしていた。

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67 若かりし頃のノンタン

それぞれの生活が始まって3、4か月が経過した。
それでもノンタンの良妻ぶりは安定…というか進化していた。
自分の行動パターンを学習していっているのか、
付き合いが長くなればなるほど、やってほしいことを何も言わなくてもやってくれる。

身体がしんどい時は夜のお誘いはしてこないし、
逆に、今日は抱きたいなって日に寝間着をめくったら、
ちゃんとエッチな下着が着用されてる。

さすがにどこ見て判断してるのか気になって、ノンタンに直接聞いてみたんだけど、
「私がしたいと思ったことを、そのときにやってるだけ。」って答えしか返ってこない。
癒してあげたいとか、そっとしておいてあげたいとか、エッチしたいとか…。
そう思ったことをやっていたら、たまたまそれが、太郎くんのしてほしいことになってるだけだよと。
どこまで本当かわからないんだけど、そうだとしたら、相性最強なんじゃないか…?と思う。

…ただ、残念ながら、まだ子供はできてなかった。
先生に診てもらって、タイミングまでばっちり合わせてるのに全然できない。
先生からは、こればっかりはわからないと言われた。

二年三年危険日にやってもできない人もいれば、
たった一回出しただけで出来ちゃう人もいる。気長に待つしかないと。
やっぱり現実はそんなに甘くはなかった。

そして、そろそろ離婚のほとぼりが冷めたころだろうと、ノンタンのご両親に挨拶にいった。

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66 妻のぞみ(仮)

ノンタンとの生活が始まった。
離婚してすぐ結婚できるわけでもないし、まずは結婚前提に恋人として一緒に暮らし始める。
いわゆる事実婚?ってやつだろう。

実は、ユウさんちの豪邸は、ノンタンの資産だったようで、自分はそっちで暮らすことに。
ノンタンと一緒になって知ったんだけど、何を隠そう、ノンタンの親が会社の社長さんらしく、
豪邸もおじいちゃんが家を建て替えてくれたらしい。
これが逆玉の輿というやつか。

ノンタンがよく家庭の都合で実家に帰っていたのは、
色々親族の集まりが多いらしく、そのせいだったようだ。
そういう事もあり、お父さんが(娘以外には)厳格な方らしいので、
すぐに挨拶にはいかないことにしていた。

仕事の方はというと、内定が出ていたところはあるんだけど、
昔プロジェクトでお世話になった会社の方が今偉くなっていたようで、
転職するならうちに来いと声をかけてくれた。

残業はあるものの土日は休みだし、基本的には19時くらいに帰れる感じ。
しかも、元いたとこより格段にいい条件で、生活もますます楽になって嬉しい限りだった。

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プロフィール

so6ta6

Author:so6ta6
■早漏太郎(書いてる人)
某所で早漏太郎と名付けてもらった。気に入っている。
普通のサラリーマン。
(本名)君とよばれているが、太郎君と書き換えている。

■モモ
早漏太郎の奥さん。5歳下。
超絶人見知り。そのくせさびしがり屋。
パッと見ると頼りないけど、割としっかり者で、たまに頑固。
昔はケーキ屋でバイトしてたけど、今は可愛い系のアパレルの販売員。
背が低い。貧乳だけど、本人いわくちゃんと膨らんではいるらしい。
でも顔が小さくて、とにかく顔が可愛いのが自慢。

■ユウさん
輸入系の会社の人。多分3、4歳上。
お酒が全般が好きで、特にワインが好き。
たまに海外に出張に行っている。
いつも大人雰囲気を醸し出してて優しい。
でも遊び心もあって、すごくモテてきたタイプ(多分)。

■ノンタン
ユウさんの奥さん。
サバサバしてて裏表がない。
一見ドライな感じだけど、付き合いが長いとみせる、内面はばりばりの女の子って一面が可愛い。
あとおっぱい大きくてエッチもノリノリ。
昔は事務職やってたけど今はやめてカフェでバイト。
ノンタンという呼び名は早漏太郎の元カノが命名。本人は嫌がっていた。今はもう慣れてる。

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