75 はじめまして

モモと男のセックスを目の当たりにしてしまい、逃げるように車に戻ってきてしまった。

これまで、モモとあの男の間に何があったんだろうか。

モモが「色々支えてくれて…」と言っていたので、ずっと相談役としてモモに寄り添ってきたんだろうか。
相談役から彼氏に格上げになる話は珍しくもないし、そうなった場合、距離感はすでにめちゃくちゃ近いんだろう。

それに、会社の男の話もでていた。ユウさんが、無理やりキスしてきたとか言っていたアイツの事だろう。
てことは、モモはユウさんと別れてから、二人の男に身体を許したということになるんだろうか。

モモが自分の全然知らないところで生きているんだなと実感させられてしまう。

モモを閉じ込めて、自分の見えるところだけで生きてくように仕向けることなんてできるはずもないし、
これは当然の流れだって言うのは、頭では理解できているんだけど…。
いきなりすぎて喪失感の様な感情が半端なかった。

それに一番予想外だったのは、自分やユウさんが何年もかけてモモとの関係を築いてきて、
それでやっとセックスも積極的になったというのに、あの男は、もう完全にモモを手懐けている。

もちろんモモだって昔より大人になったし、エロに関しても積極的になってはいるものの、
あんなに人見知りで恥ずかしがり屋のモモがドロドロに溶け合うようなセックスをしているのは
想像もできなかったので、それが一番のショックだった。

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74 晴天の霹靂

モモの部屋での一件があってから、モモが自分の家に来ることは極端に少なくなった。
というかそもそも、ノンタンと家で女子会すること自体少なくなっていた。

たまに会うにしても、少しの間なら自分ひとりでも子供の面倒見れるくらいになったので、
モモとノンタンだけで近くのカフェに行って、お茶会をするのが定番になっていたり。

モモの部屋で、新しい幸せを探しなよなんて、モモを突き離すようなことを言ったので、
モモの方も、あえて自分と距離を置こうとしていたのかもしれない。

そういう流れもあって、モモの事には意識的に触れないように努力していた。

ただ、そんな中、自分が地方の拠点に単身赴任することになった。
1か月の予定だったんだけど、なんだかんだで3か月ほど。
帰ってくる頃には、モモとエッチをしてから半年くらい間が空いてしまっていた。

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73 緩やかな秘密

モモとノンタンとの3Pがあった翌週もモモがうちに来ていた。

また3P展開になるのかな…なんて期待していたんだけど、まったくそんなことにはならず…。
ノンタン的には、本当にちょっとした火遊び程度の感覚だったんだろうか。

「最近一人だから、ご飯も適当になってしまう」とモモが言っていたこともあって、
その日は、モモが作った夕食を3人で食べることになった。

モモに呼ばれリビングに行くと、そのメニューの中に、
自分とモモの中で思い出の一品があって、滅茶苦茶懐かしくてなんかちょっと泣きそうになった。
思わずモモを見ると、懐かしいでしょと言わんばかりの顔でにこっと笑い返してくれる。

モモと久々にセックスをしてから、モモと自分の距離感が近くなった気がしていた。
もちろんノンタンという奥さんがいるから、それ以上なにがあるというわけでもないんだろうけど、
モモの中で自分は大切な人なんだなと思えると、なんだかんだうれしい。
(モモはそこまで意識していないかもしれないけど…。)

ご飯を堪能したあと、いつものようにモモの部屋に送りに行くことになった。

その日は元々、モモの初一人暮らしの部屋に無線LANを入れることになっていて、
昼間家電屋さんで買った無線LANのルーターも持って、モモの部屋へ。

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72 真の勝者

ユウさんが海外に行ってしまい、本当にモモとユウさんが破局してしまった。

ただ、もともとユウさんと全然会っていなかったこともあり、二人が別れても身の回りに変化は感じられなかった。
むしろまだユウさんとモモが続いてるんじゃないかって錯覚するほど。

破局して間もなくして、毎週のようにモモがうちに来てノンタンとおしゃべりをするようになった。
ノンタン曰く、あれから本当に二人は連絡も一切取っていないらしい。

モモはユウさんに別れても連絡を取ろうと言ったんだけど、ユウさんの方が断ったらしい。
ユウさんが連絡を取るとモモを中途半端につなぎとめるだけになってしまうから、
モモの将来を考えると、そっちの方がモモのためだと思ったんだろう。

実際ユウさんとモモの中では、ピリピリしたり、ドロドロした展開になったのか?正直こちらにはわからないんだけど、
あまり二人の決断に後から口出しするわけにもいかず、そのまま受け入れるしかなかった。


ノンタンとしては、モモが二度と恋愛できないとか言い出さないか心配していたみたい。

ただ、モモと絡んでいくうちに、モモも気持ちの整理ができているなと思ったらしく、
「引きずってないわけじゃなさそうだけど、案外すぐに彼氏できるかもねー」なんて言っていた。

それを聞いて、モモも心が強くなったのかな…と安心する反面、ちょっと複雑な部分もあり…。
モモとユウさんというカップルは見慣れているからか受け入れられていたんだけど、
自分の知らない男と恋に落ちていくモモを想像するだけでも辛くて、自分の器の小ささに内心呆れてしまう。

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71 まさかの報告

久々のビデオは自分にとってはなかなかの破壊力だった。
なにせ、ノンタンの妊娠もあって、なかなか夜の営みに精を出しにくかったので、
その時期はかなり活用させていただいた。

もしかしたら、ユウさんもそれを見越していたのでは?という気すらしてくる。

とはいえ、もともと1年間連絡はなしで。という話だったので、
そのあと、追加でビデオを貰うこともなく、本当に何も連絡もないまま残りの数か月が過ぎることになった。

あの後、モモはどうなったんだろうか。
後ろでの性感をがっつり開発されたのか、それともオラオラ系の男に貸し出しをされたのか…。

ノンタンとの生活は幸せではあるけど、それはそれで別の話で…。
心のどこかでは、やっぱりモモに対して色んな妄想を抱いて興奮してしまっていた。

モモの事は、もはや一生抜けないトゲのような感覚だなと思うようになっていた。
ノンタンと生活を始めたころは、モモの事を考えないようにしようと必死になっていた時期があったんだけど、
もう一生忘れることはできないだろうし、いつまでもこのセンチメンタルを抱いて生きていくしかないのかなと覚悟をしていた。

そして数か月後、年も明けてノンタンが無事出産をした。男の子だった。
ノンタンや自分は意外と冷静なのに、両家の両親がもう大騒ぎで、
ノンタンのほうの親父さんは「私の財産は全部この子にやる」と興奮しきりだったらしい。

自分の子供や家族の反応をみると、やっぱり子供を作ってよかったなぁとしみじみ感じていた。

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プロフィール

so6ta6

Author:so6ta6
■早漏太郎(書いてる人)
某所で早漏太郎と名付けてもらった。気に入っている。
普通のサラリーマン。
(本名)君とよばれているが、太郎君と書き換えている。

■モモ
早漏太郎の奥さん。5歳下。
超絶人見知り。そのくせさびしがり屋。
パッと見ると頼りないけど、割としっかり者で、たまに頑固。
昔はケーキ屋でバイトしてたけど、今は可愛い系のアパレルの販売員。
背が低い。貧乳だけど、本人いわくちゃんと膨らんではいるらしい。
でも顔が小さくて、とにかく顔が可愛いのが自慢。

■ユウさん
輸入系の会社の人。多分3、4歳上。
お酒が全般が好きで、特にワインが好き。
たまに海外に出張に行っている。
いつも大人雰囲気を醸し出してて優しい。
でも遊び心もあって、すごくモテてきたタイプ(多分)。

■ノンタン
ユウさんの奥さん。
サバサバしてて裏表がない。
一見ドライな感じだけど、付き合いが長いとみせる、内面はばりばりの女の子って一面が可愛い。
あとおっぱい大きくてエッチもノリノリ。
昔は事務職やってたけど今はやめてカフェでバイト。
ノンタンという呼び名は早漏太郎の元カノが命名。本人は嫌がっていた。今はもう慣れてる。

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