77 初夜

HDDをパソコンにつなぎ、中を確認する。
すると、ユウさんの時とは大違いで、神経質にファイルが整理されていた。

しかも順番に見ろよと言いたげに、①②③…とファイル名に連番が降られている。

一番目のファイル名につけられていた名前は、「初夜」だった。
初回のセックスまで記録に残しているという執念が頼もしくもあり、恐怖にも感じる。
ユウさんの時には感じたことのない焦りと不安を抱きながら、ビデオを再生した。

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76 密談

自分が交際報告を受けたときは、割と気丈に振る舞えていた気がする。
ただ、二人と離れて普通に毎日を送る度に、じわじわと喪失感が襲ってくる。

モモはあの男とどれくらいのペースで会っているんだろうか?
あそこまで男に身体を許して…。だったら今頃どんなことをされているんだろうか…。

もちろん仕事中やノンタンや子供と一緒に居る時間は大丈夫なんだけど、
ベッドに入ってふと思い出した時とかに、あの二人の情事がフラッシュバックする。


モモと男から交際報告されて間もなくして、ノンタンにも正式に交際の報告が入ったと聞いた。
ノンタンは、モモから前向きに頑張っているとは聞いていたらしく、
その時に彼氏ができたのでは?と感じてはいたとのこと。
多分、交際が安定してから報告があるんだろうと気長に待っていたらしい。


そんな中、見慣れない男からLINEの着信があった。
LINEの交換をしたのがだいぶ前だったので忘れてしまっていたんだけど、あのおっさんからだった。

「モモコちゃんとお付き合いしている件など、二人でお話しさせていただきたいと思っています。」
と丁寧な物言いではあった。
会って何を話すのか…そもそも二人で会っていいものなのか色々考えたんだけど、
やっぱりモモの事となると、スルーしたってどうせ悶々とするだけだと、男と会うことを決意した。

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75 はじめまして

モモと男のセックスを目の当たりにしてしまい、逃げるように車に戻ってきてしまった。

これまで、モモとあの男の間に何があったんだろうか。

モモが「色々支えてくれて…」と言っていたので、ずっと相談役としてモモに寄り添ってきたんだろうか。
相談役から彼氏に格上げになる話は珍しくもないし、そうなった場合、距離感はすでにめちゃくちゃ近いんだろう。

それに、会社の男の話もでていた。ユウさんが、無理やりキスしてきたとか言っていたアイツの事だろう。
てことは、モモはユウさんと別れてから、二人の男に身体を許したということになるんだろうか。

モモが自分の全然知らないところで生きているんだなと実感させられてしまう。

モモを閉じ込めて、自分の見えるところだけで生きてくように仕向けることなんてできるはずもないし、
これは当然の流れだって言うのは、頭では理解できているんだけど…。
いきなりすぎて喪失感の様な感情が半端なかった。

それに一番予想外だったのは、自分やユウさんが何年もかけてモモとの関係を築いてきて、
それでやっとセックスも積極的になったというのに、あの男は、もう完全にモモを手懐けている。

もちろんモモだって昔より大人になったし、エロに関しても積極的になってはいるものの、
あんなに人見知りで恥ずかしがり屋のモモがドロドロに溶け合うようなセックスをしているのは
想像もできなかったので、それが一番のショックだった。

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74 晴天の霹靂

モモの部屋での一件があってから、モモが自分の家に来ることは極端に少なくなった。
というかそもそも、ノンタンと家で女子会すること自体少なくなっていた。

たまに会うにしても、少しの間なら自分ひとりでも子供の面倒見れるくらいになったので、
モモとノンタンだけで近くのカフェに行って、お茶会をするのが定番になっていたり。

モモの部屋で、新しい幸せを探しなよなんて、モモを突き離すようなことを言ったので、
モモの方も、あえて自分と距離を置こうとしていたのかもしれない。

そういう流れもあって、モモの事には意識的に触れないように努力していた。

ただ、そんな中、自分が地方の拠点に単身赴任することになった。
1か月の予定だったんだけど、なんだかんだで3か月ほど。
帰ってくる頃には、モモとエッチをしてから半年くらい間が空いてしまっていた。

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73 緩やかな秘密

モモとノンタンとの3Pがあった翌週もモモがうちに来ていた。

また3P展開になるのかな…なんて期待していたんだけど、まったくそんなことにはならず…。
ノンタン的には、本当にちょっとした火遊び程度の感覚だったんだろうか。

「最近一人だから、ご飯も適当になってしまう」とモモが言っていたこともあって、
その日は、モモが作った夕食を3人で食べることになった。

モモに呼ばれリビングに行くと、そのメニューの中に、
自分とモモの中で思い出の一品があって、滅茶苦茶懐かしくてなんかちょっと泣きそうになった。
思わずモモを見ると、懐かしいでしょと言わんばかりの顔でにこっと笑い返してくれる。

モモと久々にセックスをしてから、モモと自分の距離感が近くなった気がしていた。
もちろんノンタンという奥さんがいるから、それ以上なにがあるというわけでもないんだろうけど、
モモの中で自分は大切な人なんだなと思えると、なんだかんだうれしい。
(モモはそこまで意識していないかもしれないけど…。)

ご飯を堪能したあと、いつものようにモモの部屋に送りに行くことになった。

その日は元々、モモの初一人暮らしの部屋に無線LANを入れることになっていて、
昼間家電屋さんで買った無線LANのルーターも持って、モモの部屋へ。

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プロフィール

so6ta6

Author:so6ta6
■早漏太郎(書いてる人)
某所で早漏太郎と名付けてもらった。気に入っている。
普通のサラリーマン。
(本名)君とよばれているが、太郎君と書き換えている。

■モモ
早漏太郎の奥さん。5歳下。
超絶人見知り。そのくせさびしがり屋。
パッと見ると頼りないけど、割としっかり者で、たまに頑固。
昔はケーキ屋でバイトしてたけど、今は可愛い系のアパレルの販売員。
背が低い。貧乳だけど、本人いわくちゃんと膨らんではいるらしい。
でも顔が小さくて、とにかく顔が可愛いのが自慢。

■ユウさん
輸入系の会社の人。多分3、4歳上。
お酒が全般が好きで、特にワインが好き。
たまに海外に出張に行っている。
いつも大人雰囲気を醸し出してて優しい。
でも遊び心もあって、すごくモテてきたタイプ(多分)。

■ノンタン
ユウさんの奥さん。
サバサバしてて裏表がない。
一見ドライな感じだけど、付き合いが長いとみせる、内面はばりばりの女の子って一面が可愛い。
あとおっぱい大きくてエッチもノリノリ。
昔は事務職やってたけど今はやめてカフェでバイト。
ノンタンという呼び名は早漏太郎の元カノが命名。本人は嫌がっていた。今はもう慣れてる。

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